あなたの血管は大丈夫ですか?
『人は、動脈とともに老いる』(william Osler)とも言われています。あなたの血管は大丈夫でしょうか?
日本3大死因の第2位・3位である【心疾患】【脳卒中】は、いずれも動脈硬化が原因となっています。
動脈硬化とは?
文字のとおり『動脈が硬くなる』ことです。
動脈の血管の壁が硬くなったり、血管の中が詰まったり・狭くなったりした状態のことを言います。
動脈硬化は、年齢ととも進行します。ですが、年齢の他にも・高血圧症・脂質異常症(高脂血症)・糖尿病・喫煙・肥満など、生活習慣病を抱えている方は、動脈硬化症の進行が早くなると言われています。
動脈硬化が進行すると?
動脈硬化が進行することで心臓に負担がかかるため、高血圧症・心肥大・心不全などの心疾患につながったり、血管が狭くなったり、詰まったりすることで、心筋梗塞・脳梗塞・下肢閉塞性動脈硬化症などを引き起こします。また、血管が破れやすくなることで、脳出血など重篤な病気を起こす危険性が高くなります。しかし、進行しても自覚症状としてあらわれることは少なく、自覚症状が出た時には重症化している方も多いです。手遅れにならないために、ふだんから血管の状態をチェックすることが大切です。
動脈硬化測定検査(CAVI)
検査の目的
動脈の硬さ・動脈の詰まり・血管年齢の測定をして動脈硬化症を発見します。
検査の方法
仰向けに寝て、両腕・両足首の血圧と脈波の測定をします。
時間は5分程度で血圧測定のように加圧で少し圧迫感を感じますが、ほぼ苦痛を感じることのない検査です。結果もすぐに出るので医師からの診察もすぐに受けることが出来ます。