熱中症とは?
室温や気温が高い中で、暑さによって体温調節機能が乱れたり、体内の水分や塩分バランスが崩れたりすることで起こる、【めまい】【頭痛】【けいれん】【意識障害】などの症状をまとめて熱中症といいます。
症状と対策は?
症状1
- めまいや立ちくらみがある
- 筋肉のこむら返りがある
- 汗をふいても出てくる
対策1
涼しい場所に避難して、衣服をゆるめ身体を冷やしましょう。水分と塩分を補給しましょう。
症状2
- 頭がガンガンする
- 吐き気がする・嘔吐する
- 身体がだるい(倦怠感がある・虚脱感がある)
対策2
涼しい場所に避難して、衣服をゆるめ身体を冷やし足を高くして休みましょう。水分と塩分を補給しましょう。
ただし、水分を自力で飲めない、または症状が改善しない場合は直ちに病院へ受診しましょう。
症状3
- 意識がない
- 身体がひきつける(痙攣している)
- 体温が高い
- まっすぐに歩けない・走れない
- 呼びかけに対し返事がおかしい
対策3
身体を氷や水で冷やしましょう。(首・脇の下・足の付け根など)
すぐに救急車を呼びましょう
熱中症の予防5か条!
- バランスの良い食事やしっかりとした睡眠をとり、暑さに負けない身体作りをしましょう
- 外出時の服装に注意し、帽子も忘れずにしましょう。
- 顔が赤く、汗がたくさん出ているときにはすぐに涼しい場所へ移動しましょう。
- 喉が渇いていなくても、こまめに水分補給をしましょう。
- エアコン・扇風機を上手く使って、室温28℃を超えないようにしましょう。
乳幼児や高齢者は特に注意が必要です!
熱中症は誰もが注意する必要がありますが、特に乳幼児や高齢者は熱中症を起こしやすい傾向にあります。乳幼児は、大人より新陳代謝が活発で体温が高いですが、大人と比べると汗腺が未発達なため上手く体温調節ができません。短時間でも、体温が上昇し生命に危険が及ぶことことがあります。
高齢者は、脂肪がつきやすくなる分、体内の水分の割合が少なくなります。加えて暑さや喉の渇きを感じにくく、体温を下げるための反応が弱くなっており、自分が気づかないうちに熱中症になることがあります。
熱中症のような症状が良くならない場合は、必ず医療機関を受診しましょう