8月に入り、最高気温が35度以上となる猛暑日が続いています。気温や湿度の高い環境下では、大量に発汗し、体内の水分や塩分が失われバランスを崩したり、体温調節の機能がうまく働かず、体内に熱がこもってしまい、熱中症を引き起こしてしまうことがあります。

また、新型コロナウイルス感染症の流行が拡大している現在の生活では、マスクの着用が日常となっています。マスクを着用すると、通常より呼吸が妨げられ、身体に熱がこもりやすくなってしまったり、口の渇きを感じにくくなったりし、熱中症のリスクが高くなります。

熱中症の症状

熱中症の症状はなんとなく元気がない軽い症状から、命にかかわる重症なものまであります。

  • Ⅰ度:立ち眩み、めまい、大量の発汗、筋肉痛、筋肉の硬直など
  • Ⅱ度:頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感など
  • Ⅲ度:高体温、意識障害、けいれん、手足の運動障害など

熱中症を予防することが大切です

  • 外出するときは、できるだけ暑い日や暑い時間帯を避け、無理のない範囲で活動しましょう。
  • 感染予防のため換気をしつつ、エアコンを活用し温度調整しましょう。
  • 日傘や帽子などを活用し、衣類は通気性の良い素材のものを選びましょう。
  • のどが渇いていなくても、こまめに水分を摂りましょう。
  • 少しでも体調に異変を感じたら、涼しい場所で休憩し、水分補給をしましょう。
  • 屋外で人と十分な距離(2m以上)が保てる場合は、マスクを外してもよいでしょう。