全国的にインフルエンザが流行しています。インフルエンザとは、インフルエンザウィルスに感染することで起きる病気です。感染力が強いため、流行期になると短期間で感染が拡大してしまいます。感染を拡大させないために対策をしっかりとりましょう。
どんな症状がでるの?
インフルエンザは、咳やくしゃみ、会話の時に空気中に拡散されたウィルスを鼻腔・気管に吸入することで感染する【飛沫感染】や、ドアノブなどの表面についたウィルスへの接触により鼻や口などの粘膜を通して感染する【接触感染】があります。 インフルエンザは感染力が非常に強く、人から人へと感染していきます。 インフルエンザに感染すると、初期はあまり鼻汁などの症状はなく、突然の高熱(38℃以上)がでます。一般的な風邪と比べて、発熱に伴って寒気や頭痛など急に全身症状が現れます。熱が出る時は、寒気で全身がガタガタと震えが出たり、全身の関節・筋肉の痛みが出ることもあります。 人によっては重症化する恐れもあり、症状が出た場合には早めに医療機関を受診しましょう。
インフルエンザの感染を防ぐには?
感染した人が咳やくしゃみをすることで、空気中にウィルスの入った飛沫が漂い、それを吸い込むことで感染します。人混みを避け、外出時にはマスクをしましょう。 感染した人が咳や鼻汁などのついた手で、ドアノブなど触れた場所を触れて、ウィルスが口など粘膜から体内に侵入することで感染します。しっかりと手洗いやうがいをしましょう。 身体の抵抗力を高めるために、栄養と休養を十分にとるように日頃から心がけましょう。 空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下しインフルエンザにかかりやすくなるため室内では加湿と換気をよくしましょう。
インフルエンザにかかったら!
【他の人に感染させない】ことが大事です。 インフルエンザの可能性がある方は、早目に医療機関へ受診しましょう。発症後48時間以内に抗ウィルス薬を服用または吸入をすれば症状が軽減され早く治ることが出来ます。 安静にして休養を取りましょう。また水分も十分に取りましょう。 同居する家族、お年寄りや小さい子供などに感染させないように、なるべく接触しないように出来るだけ離れて静養しましょう。 感染予防のために、部屋の換気をこまめにしましょう。適度な温度と湿度を保ちましょう。 咳が出る時は、マスクをしましょう。(咳エチケット) 家族が患者さんと接する時は、マスクを着用し接触した後は、手洗いとうがいをしっかりしましょう。