花粉症とは!

花粉症とは、その名の通りスギ・ヒノキ・シラカンバ・ハンノキ・ヨモギなどの植物の花粉が鼻や目の粘膜に触れることによって発作性のくしゃみ、鼻水、鼻詰まりや目のかゆみなどの一連のアレルギー症状を引き起こします。その他ハウスダストや犬・猫といった動物なども同様のアレルギー症状を引き起こします。原因物質(アレルゲン)の種類によって2つに分類されます。

・季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)

     原因となる花粉症が飛ぶ季節だけ症状があります。

・通年性アレルギー性鼻炎

原因物質が一年中あるので症状も一年中あります。(ダニ、ハウスダスト、ペットの毛など)

【花粉症】と言っても、花粉にも種類があります。花粉が飛散する時期もそれぞれ異なります。『花粉症だから春だけ対策を・・・』と自分で判断してしまうと、思いもよらない時期につらい思いをしてしまう可能性があります。そういったことを防ぐためにも、自分の症状は主に何が原因で引き起こされているかを知る事が大切です。また、花粉症だと思っていても検査の結果、実は身近で飼っている犬・猫が原因だった・・ということもあります。正しい対策をとるためには、医療機関で原因をつきとめることが第一歩です。

症状は?

花粉が鼻や目の粘膜に触れることによって鼻水・鼻詰まり・くしゃみ・目のかゆみなどのアレルギー症状を引き起こします。目や鼻だけでなく様々な全身症状がみられます。

例えば

  • 皮膚=顔や首が赤くなるなど
  • 頭=頭痛、頭重感など
  • 耳=かゆみ、聞こえにくいなど
  • 口=口渇感、口内炎、喉の痛みやかゆみなど
  • その他=全身倦怠感、発熱など

アレルギー症状が出ると、頭がボーとしたり、集中力の低下、しきりに鼻をかむなど日常生活や仕事、勉強にも大きな影響が出ることがあります。

治療は?

抗アレルギー薬と抗ヒスタミン薬を主体とした内服薬と症状によっては、点眼薬や点鼻薬を併用します。抗ヒスタミン薬は、副作用として眠くなることが多くありましたが、最近ではあまり眠くならない薬も出てきていますので、ご相談下さい。

予防対策は!

  1. 外出時はマスク・花粉対策メガネをしましょう。
  2. 帰宅時は、手洗い・うがいをしましょう。
  3. 家に入る前には服をはたいて、洗濯物は室内に干して、こまめに掃除をしましょう。
  4. 症状がひどくなる前に、初期治療で対応しましょう。

アレルギーの原因物質を体内に取り込まないことや、家の中に入れないようにすることが大切です。

治療を早めにすることで、つらい症状を抑えることが出来る可能性があります。症状を軽くして過ごしやすい日常生活を送るためにも、早めに医療機関を受診しましょう。

当院ではアレルギー抗体検査(血液検査)も実施しています。お気軽にご相談して下さい。