高熱に注意！アデノウィルス感染症

アデノウィルス感染症とは？

アデノウィルスというウィルスの感染症です。夏場にプールを介して流行することが多いので【プール熱】とも呼ばれていますが、プールに入らなくても感染します。通常は、6月から流行し始めて7月・8月にピークになります。ただし、アデノウィルスは1年中活動していますので季節を問わず出現するとても強い感染症です。

・高熱　　　　３８℃から４０℃くらいの高い熱が４日~７日続くことがあります

・咽頭痛　　　咽頭から扁桃の腫れがひどく、のどの痛みも強く食欲が落ちることもあります。

・結膜炎　　　目の充血や目やにがみられるようになります。通常は、片目から始まり両目に広がります。

アデノウィルスは、非常に感染力が強く咳やくしゃみなどの『飛沫感染』により感染します。また、プールがウィルスによって汚染されていた場合も結膜から感染することがあります。

症状がなくなった後も喉から７日~１４日、便から３０日程度は、ウィルスを排出し続けることがあるため、二次感染にも十分に注意が必要です。

・タオルなどは、必ず別々に使用しましょう。

・うがい、石鹸での手洗いをしましょう。手指の消毒も行うと良いでしょう。

・プール後は、きれいに身体を洗いましょう。

・目もきれいに洗いましょう。目を触ったりこすったりしないで下さい

アデノウィルスの検査キットで簡単に行うことが出来ます。

学校伝染病の一つです。主要症状が治まったら後2日間を経過するまでは出席停止になります。医師により伝染のおそれが無いと認められるまでとなります。

喉の痛みがあるので、刺激のある物は避けてのどごしの良い物を与えましょう。脱水症状が起きないように、こまめに水分補給をしましょう。