シリーズの腰痛予防体操の8回目です。今回もストレッチを中心に紹介します。

腰痛予防体操の目的

  1. 十分な筋力をつけること
  2. 身体の柔軟性を高めること

腰痛予防体操を行う上での注意点

  • 腰痛予防体操は、毎日根気よく続けることが大事です。効果を実感できるまでに人にもよりますが、1~2ヶ月かかる場合もあります。
  • 原因や症状によっては、体操によって状態が悪化する場合もあります。痛みが強くなる場合は運動を中止して早目に医師に相談しましょう。
  • ゆっくりとした動作で強い痛みや不快感を感じない範囲⇒筋肉が伸びきる気持ち良さを感じるぐらいで、やや痛みも感じる【痛気持ちいい】くらいが最も効果的とされています。毎日続けることで、少しずつ動かせる範囲が大きくなりますので、焦らずに続けましょう。
  • 呼吸は止めずに、息を吐きながら伸ばし、吸いながら元の姿勢に戻るのが基本です。
  • 身体が温まっている時は、筋肉が柔らかく関節の動きが良くなります。温熱効果で痛みも和らぎますので、入浴後などに行うのがオススメです。
  • ぎっくり腰のように、急で激しい腰痛が見られる場合は行ってはいけません。

ストレッチ4 股関節まわりの筋肉を伸ばす運動1

股関節の動きが悪くなっていると腰や膝に負担をかけたり、姿勢が悪くなるなどの異常がおこったりします。

太もも内側の筋肉(内転筋群)のストレッチ

  1. あぐらをかいて、両足の裏を合わせます。
  2. 手のひらで両膝を下に押さえて20~30秒続けます。
!!ポイント!!

軽く小きざみな上下運動を加えると筋肉は良く伸びます。

 

また、余裕があるならば、身体を前に倒すと負荷を強めることができます。