シリーズの腰痛予防体操の9回目です。今回もストレッチを中心に紹介します。
腰痛予防体操の目的
- 十分な筋力をつけること
- 身体の柔軟性を高めること
腰痛予防体操を行う上での注意点
- 腰痛予防体操は毎日根気よく続けることが大事です。効果を実感できるまでに、人にもよりますが1~2ヶ月かかる場合もあります。
- 原因や症状によっては体操によって状態が悪化する場合もあります。痛みが強くなる場合は運動を中止して早目に医師に相談しましょう。
- ゆっくりとした動作で強い痛みや不快感を感じない範囲⇒筋肉が伸びる気持ち良さを感じるぐらいで、やや痛みも感じる『痛気持ちいい』くらいが最も効果的とされています。毎日続けることで少しずつ動かせる範囲が大きくなりますので、焦らずに続けましょう。
- 呼吸は止めずに、息を吐きながら伸ばし、吸いながら元の姿勢に戻るのが基本です。
- 身体が温まっている時は、筋肉が柔らかく関節の動きが良くなります。温熱効果で痛みも和らぎますので、入浴後などに行うのがよりオススメです。
- ぎっくり腰のように、急で激しい腰痛が見られる場合は行ってはいけません。
ストレッチ5 股関節まわりの筋肉を伸ばす運動2
股関節の動きが悪くなっていると、腰や膝に負担をかけたり、姿勢が悪くなるなどの異常がおこったりします。
骨盤の筋肉(腸腰筋)のストレッチング
- 片足を前に大きく踏み出し、膝を深く曲げて腰を落とします。もう片方の足は後ろに伸ばします。
- 両手は膝の上に置き、背筋を伸ばして前を向きます。この状態を20〜30秒維持します。難しい時は両手を床についた状態で行って下さい。
- 反対側の足も同様に行います。
ポイント!!
後ろ側の足の股関節の全面がつっぱるような感じがすれば、筋肉がよく伸びている状態です。
股関節全面の筋の柔軟性が高まると、骨盤の位置が正常に保たれ、背骨の歪みが矯正されて姿勢が良くなる効果が期待できます。