令和2年7月29日
青木内科小児科医院では平成18年9月より禁煙治療(保険適用)を始めております。
喫煙を今すぐに止めたい方、やめたいけどやめれない方等に対して禁煙のお手伝いが出来るよう、実施しております。
治療は一定の条件を満たした喫煙者であれば、どなたでも受けることができます。
現在では多くの患者さんが禁煙に成功しております。
治療内容
1.治療を受けるために必要な条件とは…?
- 直ちに禁煙したいと考えている方
- スクリーニングテスト(来院時に実施)が5点以上の方
- 1日の喫煙本数×喫煙年数が200以上の方(35歳以上の方のみ)
- 禁煙治療を受けることを文書により同意された方
- 過去1年以内に保険診療、禁煙治療を受けていないこと
以上の5項目すべてに当てはまる方は、禁煙治療の保険診療を受けることができます。
ニコチン依存症のスクリーニングテスト
すぐ禁煙.jpでニコチン依存症のスクリーニングテストを行う
2.どんな治療をするの…?
- まず問診と診察を行い、禁煙治療の対象となるかどうか条件の確認を行います。
測定器に息を吹き込み、呼気の一酸化炭素濃度の測定を行います。
この検査により、タバコに含まれている有害成分の摂取量がわかります。
- 確実に禁煙を実行、継続するために医師・看護師がアドバイスを行います。
- 禁煙補助薬を処方いたします。
- 初回の診察から2週間後、4週間後、8週間後、12週間後に受診していただき、禁煙を目指していきます!
禁煙治療薬について
当院では、禁煙補助薬として、「チャンピックス」の処方を行っています。
院外処方にて貼り薬「ニコチネル」の使用も可能です。
チャンピックス | ニコチンを含まない飲み薬です。ニコチン切れによる離脱症状を抑え、タバコに対する欲求を軽減します。さらに、喫煙による満足感を抑制し、喫煙願望を弱めます。 |
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ニコチンパッチ | いきなりニコチンを断ち切るので、ニコチン量が少ない環境に慣れさせることで、禁煙を助ける貼り薬です。 |
禁煙治療の流れ
健康保険などをつかった禁煙治療では、12週間で5回の診察を受けます。
※健康保険三割負担の方であれば、チャンピックスは3ヶ月で約1万7千円、ニコチンパッチは3ヶ月で約1万1千円になります。
1.最初の診察で行うこと
- ニコチン依存症かチェックし保険診療ができるか確認します。
- 問診と禁煙のアドバイスをうけます
※健康状態や喫煙歴、禁煙歴の確認をします
※タバコの害についての学習を行います
※禁煙補助薬の説明と選択を行います(チャンピックス or ニコチネル) - 一酸化炭素濃度の測定を行います
呼気中にどのくらいの一酸化炭素(タバコに含まれる有害物質)が含まれているか、測定します - 禁煙開始日を決定します
禁煙開始日を決定し、「禁煙宣言書」にサインしてもらいます - 医師の診察
- 次回の診察日の確認
禁煙開始日から2週間後に設定します
2.2回目から5回目の治療(医師の診察)
- 一酸化炭素の測定
前回と比較してどのくらい低下しているか評価していきます。 - 問診・禁煙アドバイスをうけます。
禁煙をはじめて不安や気になる症状があれば気軽に相談してください。
禁煙がすすむにつれて様々な効果が実感できるはずです。 - 医師の診察
- 次回診察日の確認
禁煙外来を受診するには
禁煙外来は予約が必要ですので事前にご連絡をお願いします。
詳しい内容やご質問はお気軽に窓口までお問い合わせください。
患者さんの声
Y.Mさん 32歳 男性の場合
過去の禁煙経験…自力で一か月ほど禁煙したことがある。
喫煙本数と喫煙期間
1日20本 / 14年間
今回禁煙に挑戦する動機は?
- 家族からのすすめ
- タバコを吸える場所が少なくなってきたから
今回禁煙外来でチャンピックスの服用を始めて
4週間
- たばこを吸いたい気持ちはあるが、お茶を飲むなどして軽減できている
- 禁煙できている
- 空腹時に薬を飲むことがあり、その時はムカムカと胸やけがあったが自制内であった
8週間~
- 飲み会に行ったときに2本だけ吸ってしまったが、その後は禁煙継続できている
- このまま続けられそう
咳や痰が減った。息切れしにくくなった。食べ物の味がよくわかるようになりおいしく感じるようになった。 ・・・など
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